※仮想通貨=暗号資産です(仮想通貨という表記で解説しています)
MetaMask(メタマスク)の設定で、「トークンをインポート」しなければいけない。
きっと、そんな季節が巡ってきます。
「トークンをインポートって何だ?何かヤラシーな響きだな!(,,・ω・,,)」
って思う紳士達も、多くいらっしゃるのではないでしょうか。
この記事では、トークンのインポート方法と、それが必要な理由について解説していきます。
何も難しいことはないですし、様々なNFTゲームで応用出来るものですので、是非ご覧ください。
また、この記事では、MetaMaskのChain(チェーン)を「Binance Smart Chain」にして解説しています。
「チェーンって何?(´・ω・`)」
という方は、先にこちらの記事をご覧ください。
チェーンとは何か?超簡単に解説!
トークンをインポートするとは?
それでは、「トークンをインポート」する理由について、超簡単に説明します!
結論から先に話すと、「MetaMaskという財布の中に、何の通貨が入っているのかを表示するため」です。
何のことか全然分からんわ!(´・ω・`)
ってこの段階ではなると思います。
ではまず、MetaMaskの画面をご覧いただきたい。
MetaMaskのアプリを起動して、「①財布のアイコン」をタップ。
「②の赤枠で囲っている」部分ですが、ここには基本トークンをインポートしたものが表示されます。
※②に「BNB」ではなく「ETH」が表示されている方
上部青枠「ex」のチェーンを「Ethereum Main Network」から「Binance Smart Chain」に切り替えると、BNBが出てきます。
とりあえず、チェーンについては無視してください。
重要なのは、「自分が現在MetaMaskに保有している仮想通貨が表示される」のではなく、「インポートしたものが表示される」ということです。
例えば、USDTという仮想通貨をMetaMaskで保有していても、インポートしていなければ表示されないということです。(表示されないだけで、無くなる訳ではありません)
では実際に、トークンをインポートしてみます。
試しに、「USDT(テザー)」という仮想通貨をインポートしてみました。
インポートした後の画像がこちらです。
お分かりいただけただろうか?(´・ω・`)
BNBの下に、インポートしたトークン(USDT)が表示されました。
一度インポートすれば、今後もずっと表示された状態になります。
USDTは保有していないので、数量は「0」となっています。
インポートしていなくても、国内取引所や海外取引所からMetaMaskに仮想通貨を送金して、MetaMaskに仮想通貨を保有しておくことは可能です。
ですが、インポートしておかないと表示されないので、「送ったはずなのに届いてない?」ってなります。
ただ表示されていないだけで、送金した仮想通貨が消える訳ではないので、そこはご安心ください。
インポート自体は難しい作業ではないですし、しておかないと残高がいくらあるかも分からないので、トークンのインポートはしておきましょう。
では次に、インポートのやり方を解説します!(/・ω・)/
トークンをインポートする手順
では、トークンを追加する方法を解説していくよ!
みんな、MetaMaskの準備はいいかい?(´・ω・`)
まずMetaMaskを起動し、「①財布のアイコン」をタップ。
「②トークンをインポート」をタップ。
検索窓にトークンの名前を入れて、出てくればそれでもOKです。
ただ、なぜか検索しても出てこないトークンがよくあります。
ここでは、確実にトークンを追加出来る手順を解説していきます。
上部のタブにある「③カスタムトークン」をタップ。
「④トークンアドレス」に、コントラクトアドレスというものを入力します。
※コントラクトアドレスについては、最後に解説します。
例えば、USDTのコントラクトアドレスは「0x55d398326f99059fF775485246999027B3197955」です。
試しに入力してみます。
左図が、トークンアドレスの欄に「USDTのコントラクトアドレス」を入力した状態です。
トークンシンボルの欄も、「USDT」に変わりました。
では、「⑤インポート」をタップ。
BNBの下に「USDT」が追加されました。
これでトークンのインポートは終了です。
他の仮想通貨でも、インポート方法は全く同じです。
※ただし、コントラクトアドレスは仮想通貨ごとによって違うのと、チェーンごとで違います。
今回入力したコントラクトアドレスは、「Binance Smart Chain」でUSDTのトークンを追加する場合のアドレスです。
これが別のチェーンだと、同じUSDTでもコンタクトアドレスが変わります。
※詳しくは次で解説します!
コントラクトアドレスって何だ?
コントラクトとは「契約する、締結する」という意味で、アドレスは「あて先、住所」といった意味になります。
つまり、コントラクトアドレスとは、「僕と契約して、魔法少女になってよ!」という意味になります。
ワルプルギスの夜では僕のトークンをまどかに追加…おっと、誰か来たようだ(´・ω・`)ホムラカナ?
もう少し分かりやすく言うと、コントラクトアドレスは「その仮想通貨固有の識別番号」みたいなものです。
仮想通貨の種類は数多くあるため、BTCとかXRPっていう名前(ティッカーシンボル)だけでは、もう見分けが付かないよ~ってなっているのです。
例えば、同姓同名の人がいたら、何か番号を割り振ったりしないと識別出来ないですよね?
なので、仮想通貨にもコントラクトアドレスというものがある訳です。
で、コントラクトアドレスは「その通貨固有の識別番号」なので、仮想通貨の数だけあります。
注意点としては、仮想通貨が同じでもチェーンによってコントラクトアドレスは変わります。
つまり、「Binance Smart Chain」でUSDTのトークンをインポートする場合と、「Ethereum Main Network」でUSDTのトークンをインポートする場合では、コントラクトアドレスがそれぞれ違うということです。
「Binance Smart Chain」だと、「0x55d398326f99059fF775485246999027B3197955」が、USDTのコントラクトアドレス。
「Ethereum Main Network」だと「0xdAC17F958D2ee523a2206206994597C13D831ec7 」が、USDTのコントラクトアドレス。
というように、コントラクトアドレスは仮想通貨ごとにもあるし、チェーンごとにもあるという訳だす(´・ω・`)
コントラクトアドレスの調べ方
コントラクトアドレスは、下記のサイトで調べることが出来ます。
世界で最も参照されているらしい、価格追跡ウェブサイト
・CoinMarketCap(https://coinmarketcap.com/ja/)
使い方も説明しておきますが、超初心者の方だと、迷うところが出てきます。
なので、正直NFTゲームごとにやることをまとめた、解説や手順を見ていただく方が早くて確実です(´・ω・`)
それでは、実際の操作手順に移ります(=゚ω゚)ノ
画像はスマホ画面をもとに説明しますが、PCでもやることは全く同じです。
CoinMarketCapにアクセスしたら、右上にある「検索窓」に、調べたいトークン名を入れます。
試しに、USDTで検索してみます。
ここは、超初心者が迷うポイントの一つです。
「USDTめっちゃあるやん…どれや?(´・ω・`)」
ってなります。
赤枠の一番上にある「Tether USDt」だけ、その横の灰色文字が「USDT」になっていますよね?
なので、Tether USDtが正解ということで、「Tether USDt」をタップします。
左図のように、USDTの情報が出てきます。
「コントラクト一覧」という項目が出てくるまで、下にスクロールしてください。
左図がイーサリアムチェーンでの、USDTのコントラクトアドレスです。
矢印の先にある「コピーアイコン」をタップすると、コントラクトアドレスをコピー出来ます。
MetaMaskで使用出来るものには、MetaMaskのマークが付いているので親切ですね。
他のチェーンでのコントラクトアドレスを知りたい場合は、「その他」をタップします。
左図の赤枠が、今回の記事で紹介した「Binance Smart Chain」のコントラクトアドレスになります。
「Binance 」じゃなくて「BNB」という表記になっていますが、同じです。
こういう少しの違いも、超初心者だと迷うポイントですよね…。
ちなみに、左図の赤枠部分をタップしたらどうなるか。
タップすると、次に紹介するサイトにルーラします。
怪しげなサイトですが、よく皆さんが開いている「ゆうべはおたのしみでしたね」っていう類のサイトではないので、安心してください。
むしろ左図のサイトこそ、「Binance Smart Chain(BNBチェーン)」でのコントラクトアドレスを調べられる、公式サイトです。
少し下にスクロールすると、コントラクトアドレスが出てきます。
これは「Binance Smart Chain(BNBチェーン)」の公式サイトなので、「イーサリアムチェーン(ERC-20)」の公式サイトもあります。
一応、公式サイト3種を下記しておきます。
・イーサリアムチェーン(ERC-20) → Etherscan(https://etherscan.io/)
・BNBチェーン(BEP-20) → BscScan(https://bscscan.com/)
・ポリゴンチェーン(Polygon) → polygonscan(https://polygonscan.com/)
また、NFTゲーム特有のトークンだと、コントラクトアドレスは「NFTゲームのホワイトペーパー」に記載してあるかと思います。
もう一度言いますが、結局はNFTゲームごとの解説や手順を見ていただく方が、早くて確実です(´・ω・`)