※仮想通貨=暗号資産です(仮想通貨という表記で解説しています)
BYBITには「変換」という機能があります。
両替とか交換と言った方が、分かりやすいかもしれません。
さて、変換とはどういう機能なのか。
例えば、1XRP(リップル)という仮想通貨をUSDT(テザー)に変換すると、1XRP分の価値のUSDTに変換することが出来ます。
単純な話をすると、「1XRPが80円・1USDTが160円」だったとしたら、「1XRPが0.5USDT」に変換されるということです。
変換レート(交換レート)というものがありますので、必ず同じ金額分に変換される訳ではないのですが、大体同じくらいにはなります。
感覚としては、成行注文した時みたいな感じですね(´・ω・`)
やり方はめちゃくちゃ簡単で、取引板で成行注文をするより簡単かつシンプルです。
手数料は無料で、何回でも出来ます。
「え?じゃあ結構良くないこの機能?」
と思ったそこのあなた。
それはどうかな?(´・ω・`)
「XRPをUSDTにする」といった、ある仮想通貨を別の仮想通貨にしたい場合、「取引所で指値注文や成行注文をする現物取引」か、今回紹介する「変換」のどちらかを使ってる人が多いかと思います。
どちらが良いかは、正直好みかなと思いますが、それぞれのメリット・デメリットも解説していきます。
ではまず、変換のやり方について解説していきます。
手順の中で、取引アカウントについての話が出てきますが、分からない方はこちらをどうぞ(/・ω・)/⌒☆
BYBIT 資金調達アカウント・統合取引アカウントについて(振替方法も解説)
変換方法の手順
それでは、BYBITのアプリ画面をもとに解説していきます。
この記事では、「XRPをUSDTに変換する手順」をご紹介します(/・ω・)/⌒☆
アプリを開いたら、「①資産」をタップ。
次に、「②変換」をタップ。
「仮想通貨を保有しているアカウント」を選択します。
ちなみに資金調達アカウントに仮想通貨を保有していれば、資金調達アカウントのままでも変換出来ます。
この時は統合取引アカウントに保有していたので、変更してやっていくパターンを説明します。
ということで、赤枠の「資金調達アカウント」をタップ。
「統合取引アカウント」をタップ。
変換する仮想通貨をXRPに変更します。
赤枠の「BTC」をタップ。
「XRP」をタップ。
「変換したい金額」を入力します。
「最大」をタップすると、今保有しているもの全額が自動で入力されます。
「見積を取る」をタップ。
1XRPがUSDTだと、いくらになるのか表示されます。(左図だと0.53062732USDT)
これが変換レート(交換レート)になります。
この時は1XRP77円、USDTが148円くらいだったと思いますので、ほぼ同価値です。
その変換レートで問題なければ、「はい」をタップ。
これで無事、変換出来ました。
変換って機能使ってんのに、交換完了とか表示すんじゃねえよ(´・ω・`)
どっちやねん(´・ω・`)
変換で損をすることはないの?
「見積を取る」の後に、変換レートが出ると説明しました。
この変換レートですが、そのままの変換レートで変換されるとは限りません。
ですが、変換レートが見積と0.5%以上乖離している場合、自動でキャンセルしてくれます。
※参考:BYBIT ヘルプセンター 資産を変換する方法(https://www.bybit.com/ja-JP/help-center/article/How-to-convert-your-assets)
要するに、「よっぽど大損することはない」ということです(*゚▽゚)
大損することはないのですが、損することは場合によってはあります。
仮想通貨の金額は都度変わっていきますので、「変換後すぐにUSDTをXRPに変換しても、元々あったXRPには戻らないかもしれない」ということです。
実際にやってみましたので、結果をご覧ください。
先ほどとは逆で、USDTをXRPに変換します。
ちなみに、先ほどの変換作業後、すぐにやってみた結果です。
USDTからXRPに変換すると、55.56XRPに変換されるという見積です。
さっきは57.04XRPを保有していたので、約2XRPも減りました(´・ω・`)
USDTの量が先ほどより増えていますが、元々微量にUSDTを保有していたので、さっきより微量にUSDTの保有量が増えています。
それでも、変換した後のXRPは減ってしまっているので、これは損です(‘A`)
手数料無料で何回でも変換出来るからといって、「むやみやたらに変換を繰り返すと、どんどん仮想通貨が減っていくかもしれない」ので、注意してください。
現物取引と変換 どっちが良い?
結論から言うと、現物取引の方がお得なケースが多いかと思います。
まず、変換した場合、仮想通貨の金額がいくらになるのか見てみましょう。
「68.64XRPを変換すると、39.6945USDT」になる、という見積りです。
次に、取引所だといくらになるか見てみましょう。
0.5860USDTで売れれば「68.64XRPが、40.224739USDT」になります。
正確には、指値注文(メイカー)だと、手数料(0.15%)の0.0603371085USDTが引かれますので、「40.1644018915USDT」になります。
※0.5860で指値注文になるかは別として
取引所の注文方法は、指値と成行があります。
では成行注文で、画面上に出ている一番安い金額「0.5853USDT」でXRPが全部売れたとしましょう。
0.5853(売った金額)×68.64(売ったXRPの数量)-0.080349984(テイカー手数料0.2%)=40.094642016USDT
成行注文で安めに売れたとしても、変換より現物取引の方が保有量は多くなります。
もちろん、その時の値動きや注文数量によっては、変換の方がお得なケースもあるかもしれません。
ですが、おそらく取引所の方がお得なケースの方が多いです。
まあそうじゃなかったら、取引所なんか使わんよね(´・ω・`)
では、ちょっとまとめます。
そんな感じになるのかなと思います。
ちなみに、私はすぐに仮想通貨を換えたい場合は、ほぼ成行注文でやっています。
変換と同じくらい簡単かつすぐに約定するため、「変換するくらいなら成行注文の方が良い」と思っています。
私は使わないというだけで、決して悪い訳ではありませんので、変換はお好みでどうぞ( ・∀・)