※仮想通貨=暗号資産です(仮想通貨という表記で解説しています)
NFTゲームで稼ぐにあたり、ゲームだけではなく「仮想通貨に関わる知識」も多少は必要になります。
なぜかというと、ゲームで稼いだ仮想通貨を日本円にするために、仮想通貨を売買するという作業が発生します。
難しいことを覚える必要はないのですが、何も知らない状態ではどうすることもできません。
この記事では、そんな「仮想通貨を売買するために必要な知識」について解説していきます!
超初心者でも分かるように、なるべく難しい言葉を使わず、画像付きで解説していきます( ・∀・)
難しい言葉を使えって言われても、知らんのだけどさ( ´_ゝ`)
販売所とか取引所ってなに?
販売所と取引所は、どちらも「インターネット上で仮想通貨を売買する場所」です。
その二つで大きく異なる点は、売買をする相手が違うという点です。
販売所は、業者と取引して仮想通貨を売買します。
取引所は、利用者同士で取引をして仮想通貨を売買します。
あくまでイメージですが、「販売所は店舗に行って商品を売買する」「取引所はメルカリで商品を売買する」というイメージです。
例えば、「本を一冊売買する」と仮定しましょう。
書店で本を購入するより、メルカリで購入する方が安い場合が多いですよね?
ブックオフで売却するより、メルカリで売却する方が高い場合が多いですよね?
仮想通貨には新品も中古品もないので、あくまでイメージの話です。
では、金額以外の部分はどうでしょうか。
店舗で売買するのは、そこに行く手間が掛かるだけです。
メルカリで売買するのは、写真を撮ったり文章を考えたり、発送したりと手間が掛かります。
販売所と取引所も同じで、取引所で売買する方が多少手間はかかります。
「多少」の手間です。
いや、「ごくわずか」です(´・ω・`)
ですので、お得に売買できる取引所を使うことを、絶対的にオヌヌメします!( ・∀・)
それでは、それぞれもう少し詳しく解説していきます(=゚ω゚)ノ
販売所とは
左図は、国内取引所bitbankの販売所です。
※スマホアプリの画面です
先述した通り、「業者と取引をして仮想通貨を売買する場所」のことです。
販売所は、国内取引所にはありますが、海外取引所にはありません。
そのため、海外取引所では基本的に、後述する取引所を利用することになります。
①すぐに確実に売買できる
業者から購入するため、表示されている価格ですぐに売買が成立します。
②やり取りが簡単
表示されている金額で売買するだけなので、操作も少なくて済み、簡単に売買できます。
①指定された価格でしか売買できない
業者が指定した価格でしか売買できないため、取引所に比べると売却時は安く、購入時は高くなる可能性が高い。
②スプレッドについての知識が必要
販売所で売買する場合、一番ネックとなるのがスプレッド。
スプレッドとは、売値と買値の価格差のことです。
例えば、仮想通貨Aは購入金額100円、売却金額90円だとしましょう。
差額は10円ですね。
その差額の10円、それがスプレッドです。
仮に、仮想通貨Aが値上がりして、購入時は110円、売却時は100円になったとしましょう。
その時に売却しても、利益は0円です。
手数料も考慮すると、マイナスかもしれません。
仮想通貨の価格が少し上がったくらいでは、購入時の金額を上回れず中々プラスになりません。
では、販売所で売却してもプラスになるほど、仮想通貨Aの価格が上がったとしましょう。
そもそも、取引所で購入する方がまず安い場合が多いので、「取引所で買っておけばもっとプラスだったなぁ…」となります(´・ω・`)
スプレッドの開きが広ければ広いほど、利益は少なくなります。
また、「手数料は無料でも、スプレッドの開きが広い」「スプレッドの開きは狭いが、手数料が高い」など、国内取引所ごとの違いを把握しておく必要があります。
ちなみに、スプレッドの開きが大きいことを「広い」、小さいことを「狭い」というそうです。マジでどうでもいいわ(´・ω・`)
販売所なんか使わなくて良いので、まあ不要な知識ではあるのですが、折角なので実際にスプレッドを見てみましょう。
例として、国内取引所bitbankで、XRP(リップル)という仮想通貨を見てみます。
XRPの価格は「78.288円」です。
※この価格は、おそらく取引所の現値。取引所の価格と多少ズレがありますが、タイムラグかな…?
現値については後ほど解説(=゚ω゚)ノ
この時、販売所で1XRPを売買すると、左図の結果でした。
購入時は「80.25円」、売却時は「76.33円」。
スプレッドは「3.92円」です。
ちなみに、取引所なら78.300円出せば余裕で購入可能でした。
その時の状況や購入数にもよりますが、販売所の方が得になるケースは少ないんじゃないかなと思います。
この後に紹介する「成行注文」という売買方法であれば、販売所での売買と手間は大して変わりません。
ですので、販売所を使う必要はほぼないと思います。
ただし、国内取引所によっては「販売所でしか買えない仮想通貨」というものもあります。
その場合は使わざるを得ないので、仕方ないのですが…その仮想通貨を取り扱っている、他の国内取引所や海外取引所を探した方が良いかもしれません(‘A`)
取引所とは
左図は、国内取引所「bitbank」の取引所です。
※スマホアプリの画面です
取引所は、「利用者同士で取引をして仮想通貨を売買する場所」のことです。
利用者というのは、自分と同じ国内取引所を利用している人のことです。
取引所での取引のことを、「板取引」とも言います( ・∀・)
取引所では、大きく分けて2種類の売買方法があります。
「指値注文(Maker注文)」と「成行注文(Taker注文)」です。
それでは、それぞれ解説していきます(=゚ω゚)ノ
指値注文
指値(さしね)注文は「Maker注文」とも呼ばれます。
指値注文は「自分で希望価格を設定して売買する方法」です。
まずは、指値注文の仕組みをみてみましょう( ・∀・)
指値注文では、この「保留状態(板に並ぶ)」になることが重要です。
①現値より高い金額で売却(もしくは低い金額で購入)できる可能性がある
「現値より少しでも高く売りたいな~、安く買いたいな~」という時に使います。
また、「指値注文の方が手数料が安い」もしくは「手数料を支払うのではなくもらえる」、という取引所もあります。
①約定までに時間が掛かる場合がある
これはどこの取引所でも同じで、約定するまでに時間が掛かる場合があります。
例えば、1XRPを80円で売りたいと指値注文を出したとしても、80円で買いたいという人がいないと、約定することはありません。
79円だったら売れてたのに、そこから価格がどんどん下がっていってしまい、70円でないと売れない状況になってしまった…なんてこともあるあるです。
そのため、必ずしも指値注文がお得かと言われると、そうとも言えません。
②正確には「指値注文=Maker注文」ではないというややこしさ
初心者あるあるですが、指値注文で出したはずが、成行注文になってしまったというケースがあります。
その辺りの解説は、別の記事でしていますので、興味のある方はご覧ください(/・ω・)/⌒☆
「細けぇこたぁいいんだよ!」っていう人はスルーしてください( ´_ゝ`)
指値注文したのに成行注文で約定したのはなぜ?
成行注文
成行(なりゆき)注文は「Taker注文」とも呼ばれます。
成行注文は「売買する価格を自分で設定せずに、現在表示されている価格で売買する方法」です。
はっきり言って、ほぼ販売所です。
で、販売所よりお得に売買できるケースがほとんどです。
まず、成行注文の仕組みからみていきましょう( ・∀・)
購入の場合、最安値から取引が成立していきます。
売却の場合は逆で、最高値から取引が成立していきます。
①即座に約定する
板に並んでいる注文から、即座に売買してくれるので、一瞬で取引が終わります。
②簡単で手間が掛からない
また、板に並んでいる価格の安い順で勝手に購入、もしくは価格の高い順で売却してくれるので、手間も掛かりません。
①想定外の売買価格になる可能性がある
自分が注文を出す寸前に、他の人から大量の注文が入ると、想定外の価格で売買してしまうことがあります。
1BTC100円で買えたが、注文を出す寸前に誰かが安い価格のBTCを買い占めてしまい、自分が購入する時には1BTC200円になってしまったというケースですね。
株でも同じですが、価格の変動が激しい銘柄だと起きやすい現象です。
みんながみんな注文を出しまくっている訳なので、注文ボタンに指が届くまでの数秒の間にも、どんどん価格が変わっていくわけです。
指値と成行のどっちが良いの?
状況や投資する金額にもよりますので、一概にどちらが良いとは言えません。
投資目的なのかNFTゲームのためだけなのかによっても、変わってくるかと思います。
興味があれば、500円分でも良いので「仮想通貨の投資で資金を増やす」ということをしてみてください。
もちろん、深い知識を付けなくても、試しにやる程度で構いません。
それをやるだけでも、
などということが、自然と分かってくるかと思います。
考えるのがメンドクサイ方は、全て成行注文でやれば良いのかなと思います( ・∀・)
成行注文であれば、即座に約定しますので、サクサク進んでいけるかと思います。
ただし、成行注文の方が、取引時の手数料が多く取られるケースが多いです。
そう気にするほどの金額が取られることはないと思いますが、自分が使う取引所の手数料はチェックしておきましょう( ・∀・)
取引所で知っておくべき知識
板
取引所で、売買したい値段や数量をまとめて一覧にしたものを「板」と呼びます。
これはどこの取引所でも、大体同じような構成になっているかと思います。
左図は、国内取引所bitbankの画面です。
赤枠の箇所が「板」です。
左図は海外取引所BYBITの画面です。
赤枠の箇所が「板」です。
基軸となる通貨
国内取引所と海外取引所の板は、似たような構成ではありますが、大きく違う箇所が一つあります。
それは、通貨単位の表記です。
国内取引所bitbankでは、金額の通貨単位は「円」です。
左図だと、「78.○○円」ということですね。
海外取引所BYBITでは、金額の通貨単位は「USDT」です。
USDTは、「1USDT=1ドル」の価値です。
0.5USDTなら、1ドルの半分の金額となります。
このように、金額を表す通貨の単位が国内取引所と海外取引所では違います。
海外取引所の通貨の単位になっている、「USDT」や「USDC」といった仮想通貨は、ステーブルコインと呼ばれる仮想通貨です。
ステーブルコインとは、価格が安定して推移するよう設計された仮想通貨のことで、「USDT」も「USDC」も米ドルと同じ価格になっています。
そもそも海外取引所では日本円(JPY)を取り扱っていないので、基本的に海外取引所での取引は、USDTを基準とした取引になります。
現値
現値(げんね)とは、「直近で取引が成立した仮想通貨の価格」を指します。
現在値(げんざいね)とも呼ばれます。
国内取引所bitbankでは、左図の赤枠が「現値」です。
海外取引所BYBITでは、左図の赤枠が「現値」です。
注文一覧
現値を境目として、仮想通貨を購入する側の注文一覧と、売却する側の注文一覧で分かれていることが多いです。
例として、仮想通貨XRPの板を見てみましょう( ・∀・)
左図は国内取引所bitbankの画面です。
現値より上が、売却したい方々の注文一覧、下が購入したい方々の注文一覧です。
売買したい価格と、その数量が表示されています。
※売却側の、ちょうど現値の上ですが、文字が薄すぎて見えないので…その一つ上で解説しました)
こちらは海外取引所BYBITの画面です。
板の配置場所や通貨単位が違うだけで、内容は国内取引所と全く同じです( ・∀・)
こちらも内容は同じです。
数量の「k」という単位ですが、1kは1000です。
8.885kなら8,885、56.67kなら56,670になります。
通貨ペア
通貨ペアとは、「取引で売買する通貨の組み合わせ」のことです。
例えば、「XRP/JPY(日本円)」「BTC/USDT」といった表記になります。
まずは画像でみていきましょう( ・∀・)
国内取引所はbitbank、海外取引所はMEXCの画面を例として表示します。
国内取引所bitbankでは、左図の赤枠が「通貨ペア」です。
海外取引所MEXCでは、左図の赤枠が「通貨ペア」です。
そもそも、これはどういう意味なのか。
「XRP/JPY」なら「XRPとJPYで取引をする」、「BTC/USDT」なら「BTCとUSDTで取引をする」という意味なのですが…
もう少し丁寧に解説します( ・∀・)
仮想通貨には「購入」と「売却」があります。
それぞれで分けて考えると、分かりやすいかもしれません。
売却の場合は、「何の仮想通貨を売るのか/何の仮想通貨で代金が支払われるのか」という意味になります。
「XRP/JPY」で売却だと、「XRPを売って/JPYが自分に入ってくる」ということです。
購入の場合は、「何の仮想通貨を買うのか/何の仮想通貨で購入するのか」という意味になります。
「XRP/JPY」で購入だと、「XRPを買って/JPYで代金を支払う」ということです。
成行注文で約定する金額
板の見方が分かったところで、成行注文で約定する金額について解説します。
例として、海外取引所は「MEXC」、仮想通貨のペアは「XRP/USDTの売却」で説明します( ・∀・)
まず、赤枠が「板」ですね。
成行注文だと、価格は設定できません。
設定できるのは、「売却する数量のみ」です。
成行の価格は、数量や仮想通貨、その時の状況によって変わります。
ですが、板に表示されている価格内で、大抵は売却できるかと思います。
購入の場合は、「購入の注文一覧」の方を見るんだぞ(‘A`)
Post Only(ポストオンリー)
絶対に指値注文として注文できるシステムです。
Post Onlyの機能が、取引所によってはないケースもあるかもしれませんが…
例として、bitbankの画面を出します(/・ω・)/⌒☆
これが「Post Only」です。
チェックを入れると、必ず指値注文になります。
もし注文を出した時に指値注文にならなかった場合、注文がキャンセルされます。
キャンセルされるため、再度注文を出す必要がありますが、成行注文になることはないので安心ですね。
必ず指値注文したいという方は、利用されることをオススメします( ・∀・)
バーについて
ようこそ、バーボンハウスへ(´・ω・`)
のBar(酒場)ではなく、こちらのバーことです。
こちらはまたまたbitbankの画面です。
青枠の箇所が「バー」です。
バーを一番右まで動かしました。
そうすると、「指値価格」と「数量」が自動で入力されます。
バーを一番右の100%にすると、どういう状態なのか。
まず、画像の例は「XRP(リップル)を売却してJPY(日本円)」にするという状態です。
この時の「100%」というのは、「自分が保有しているXRP全額(100%)」を数量に自動入力する、という状態になります。
バーを「80%」の箇所まで動かせば、「自分が保有しているXRPの80%分」を数量に自動入力する、という状態になります。
指値価格に関しては、「現値」が自動的に入ります。
この「数量」や「指値価格」は、とりあえずバーを動かして、そこから数字を手動で変えていく方が楽かなと思います。
大抵の取引所にある機能なのかなと思いますので、良ければ使ってみてください( ・∀・)
成行注文の場合は、価格は指定できないので「数量」だけ自動入力となります。
最後に
この記事では、実際の売買手順ではなく、知識について解説しました。
実際にやってみないと、なかなか頭に入ってこない部分もあるかと思います。
とはいえ、特に「注文一覧の見方」や「現値」などの用語は、何となくでも知っておいた方が、実際に売買する時に役立つかと思います。
実際の売買方法は、「各取引所・各仮想通貨ごと」に別の記事で解説しています( ・∀・)
また、私が実際に使っている取引所や、売買したことのある仮想通貨しか記事にしていません。
どこの取引所を使おうか迷っている方や、たまたま私と同じ取引所を利用している方は、参考までにぜひご覧ください(/・ω・)/⌒☆