※仮想通貨=暗号資産です(仮想通貨という表記で解説しています)
海外取引所「BYBIT」で、取引所を利用した仮想通貨の売買方法について解説します。
この記事では、「USDTをXRPにする」という流れをメインで説明しています。
ですが、その逆の「XRPをUSDTにする」やり方も分かるようになります(=゚ω゚)ノ
BYBITを利用するにあたり、「資金調達アカウント」と「統合アカウント」について知っておく必要があります。
難しい話ではありませんが、それを知らないと「USDT(テザー)を保有しているはずなのに、XRP(リップル)が買えない…なんで?」という状況に陥ります( ;・∀・)
資金調達&統合アカウントについて分からない方は、こちらでサクっと解説していますので、是非ご覧ください(/・ω・)/⌒☆
BYBIT 資金調達アカウント・統合取引アカウントについて(振替方法も解説)
USDTをXRPにするとは
まず、そもそもの考え方の話です。
「USDTをXRPにする」「XRPをUSDTにする」というのは、会話の中では使いますが、少し言葉足らずです。
BYBITの取引所で売買する場合、正確には「USDTを支払ってXRPを買う」「XRPを売ってUSDTを受け取る」という考え方になります。
日本円を支払ってゲームを買う、ゲームを売って日本円を受け取る、みたいな感じです(´・ω・`)
取引所での売買方法~USDTでXRPを買う~
それでは早速、売買方法を画像付きで解説していきます。
※BYBITのスマホアプリを使った説明になります
初めて取引所を使う方は「何か難しそう…(´;ω;`)」と思うかもしれません。
ですが、誰でも取引所で売買出来るように、一つずつ丁寧に説明していきますのでご安心ください。
この記事では、「仮想通貨XRPを売買する」という内容で進めていきます。
BYBITのアプリを開いたら「取引」をタップ。
左図が取引所の画面です。
とりあえず、①~⑥までやることをまとめました。
①②④⑤の「仮想通貨」とは、①が「BTC/USDT」なら「BTC」のことを指します。
つまり、②は「〇〇/USDT」の左側(〇〇のこと)を、買うのか売るのか。
④は〇〇の価格、⑤は〇〇の数量を入力するということです。
それでは、一つずつ順を追って説明していきます。
売買する仮想通貨の種類を選択します。
今回はXRPをUSDTにしたいので、①を「BTC/USDT」から「XRP/USDT」に変更します。
では「①BTC/USDT」をタップします。
「XRP/USDT」をタップします。
画面上にない場合は、上部の赤枠で囲っている箇所を確認し、USDTが選択されているか確認しましょう。
もしくは、検索窓にて検索じゃ(‘A`)
次は、「XRPを買う」のか、「XRPを売る」のかを選択します。
今回は、USDTをBYBITに保有していて、それをXRPにしたいという状況です。
つまり、「USDTでXRPを買う」ということになりますので、「買い」を選択します。
指値注文や成行注文など、「注文方法」を選びます。
すぐに取引を終わらせたい場合は成行注文で良いですが、手数料が0.15%掛かります。
指値注文は、すぐに取引出来ないかもしれませんが、手数料が0.025%もらえます。
手数料の話は最後にしますが、結論どっちでも良いです( ・∀・)
ここからは、売買したい価格や数量を入力していきますが、便利機能を先に紹介します。
「ex」のバーを右に動かすと、勝手に価格や数量が入ります。
とりあえずバーを動かして、そこから数字をいじっていく方が、最初はやりやすいのかなと思います。
ということで、バーを動かして、自動で数字が入力された状態で進めていきます。
④は「購入したいXRP」の価格を入力します。
といっても、現在値の価格が自動で入るかと思います。
※現在の価格のことを、現在値や現値(げんね)と言います
価格はどんどん変わっていくので、左図は少しずれていますが…
今の状態は、「0.5284USDTでXRPを買う」という状態になっています。
もっと安い金額でXRPを買いたい場合は、自分で数字をいじってください。
⑤は「購入したいXRPの数量」を入力します。
左図だと、0.5284USDTの価格で「57.10XRP」を購入する、という状態になっています。
⑥は「支払う or 受け取る」USDTの量を入力します。
入力といっても、この手順でやると売買価格と購入数量を掛け算した値が、自動で入るかと思います。
今回はXRPを購入するので、支払うUSDTの量が表示されます。
ここまで入力出来たら、「XRPを買い」をタップします。
「XRPを買い」をタップ。
これで注文は完了です。
今回は指値注文をしていますので、即約定とはなりません。
現在注文中の案件は、取引板の画面下部に表示されています。
成行注文の場合は、基本的に即約定してしまうので、下部に表示されることは少ないと思います。
余談ですが、今回の手順とは逆で、もし⑤より先に⑥に数字を入力していったらどうなるのか。
その場合は、「⑥支払うUSDT」と「④注文価格」から計算された、「⑤購入する数量」が自動で入力されます。
「これだけのUSDTしか支払わない」と、決まっているなら、⑥から入力するのも良いかもしれません( ´_ゝ`)
取引所での売買方法~XRPを売ってUSDTにする~
ここまで、USDTでXRPを購入するやり方を説明しましたが、売却だとどうなるのか。
これは、「XRPを売ってUSDTを受け取る」ということになります。
つまり、XRPをUSDTにしたい時は「売り」になります。
手順は「買い」か「売り」かを選択するところを変えるだけで、後はほぼ一緒です。
違う点として、買いの場合は「注文価額」が「支払うUSDTの量」でしたが、売りの場合は「受け取るUSDTの量」になります。
XRPを売って、USDTを受け取るということですね。
成行注文のやり方
成行注文は非常にシンプルです。
指値と違って、いくらになったら購入するのかではなく、基本的には現値付近の値段で勝手に購入されます。
なので、金額は約定するまで分かりません。
といっても、販売所で売買するよりはお得なケースの方が多いかと思います。
あくまで多いというだけで、その時の値動きによって金額が変わるということは、心に留めておいてください。
入力するところは、「USDTいくら分」購入するのかを入力、または「欲しいXRPの数量」を入力のどちらかになります。
多分、欲しい数量を入力する「数量による注文方法」の方が分かりやすいのかなぁ、と思います(´・ω・`)
ただし、欲しい数量の場合は注意点がありますので、最後まで目を通していただければと思います。
まずは、「USDTいくら分」購入するのか、のパターンを紹介します。
売買したい仮想通貨の選択と、買い or 売りを選択するところまでは、指値注文と一緒なので飛ばします。
①の注文方法を「成行注文」にします。
②の注文価額は「USDTいくら分」購入するのかを入力。
例えば、100USDTと入力したら、100USDTで購入出来る分だけXRPを購入するということです。
入力出来たら、「XRPを買い」をタップして終わりです。
次は、注文価額の基準を「欲しい数量」に変更するやり方を説明します。
赤枠の「USDT」をタップ。
「数量による注文」を選択して、「はい」をタップ。
これで、注文価額の欄に入力するのは、「欲しいXRPの数量」になります。
100XRP欲しいと思ったら、100と入力すればOKです。
最後に、数量による注文に関しての注意点です。
例えば、「100XRP欲しいと注文を出したが、保有しているのは1USDTだけ」という場合。
1USDTが150円、1XRPが80円だったとしましょう。
100XRPも買えるかボケ(´・ω・`)デナオシテコイ
ってなります。
数量による注文の場合、保有しているUSDTによっては一向に約定しないという可能性がありますので、注意してくださいね(=゚ω゚)ノ
取引履歴の見方
取引所の画面下部にある、「すべての注文」をタップ。
上部のタブにある「取引履歴」をタップ。
これで、過去に約定した取引の詳細を見ることが出来ます。
手数料の計算方法
取引手数料は、下記の通りです。
0.1%なのか0.15%なのかは、過去30日間の取引高によって変わります。
※参考「https://www.bybit.com/ja-JP/help-center/article/Trading-Fee-Structure(法定通貨取引ペア(例:USDT/EUR)に適用される取引手数料について)
で、どう計算するのかって話ですが…まず取引履歴を見てみましょう(/・ω・)/⌒☆
赤枠が取引手数料です。
約定した金額「63.444000USDT」に対して、手数料の0.1%が掛かっています。
つまり、手数料の計算は「約定した金額×手数料率」になります。
上記の取引履歴だと、手数料率が0.1%で計算されていますので、「63.444000×0.001」で0.63444USDTの手数料ということですね。
※なんで0.1%が0.001になるの?って人は記事の最後へ
これは、1USDTの価格が150円だとしたら、0.063444USDT×150円で約9.5円です。
約定方法が指値注文(メイカー)ですので、約9.5円もらえます。
指値か成行かどっちが良い?
指値注文と成行注文のどちらで売買するのか。
理由は色々ありますが、決め手となるのは手数料かなと思います。
手数料が気にならないのであれば、約定するのも早くシンプルな成行注文で良いと思います。
では、ちょっと手数料の計算をしてみましょう。
算数が苦手な人向けに、細かく解説していきます。
※なんで0.1%が0.001になるの?って人は記事の最後へ
先ほど紹介した取引履歴では、1USDTが150円だったら、0.063444USDT(約9.5円)の手数料がもらえると解説しました。
では、成行注文(テイカー)だった場合はどうなるか、手数料率高めの0.2%で計算してみましょう。
63.444000×0.002=0.126888USDT(約19円)
テイカーですので、約19円を手数料として支払います。
約19円なら、と思ったかもしれませんが、「約定した金額」と「USDTの価格」によって、手数料は変動しますので注意してください。
ちなみに、今回紹介した取引履歴は、120XRP(この時は約1万円)の取引です。
では、10万円分の取引をした場合の手数料はというと、単純に19円を10倍にした約190円になります。
100万円分なら、19円を100倍にした約1,900円ですね。
どうですか?(´・ω・`)
1万円や10万円をやり取りしている人にとっては、1,900円は大きく感じるかもしれませんが、1,900円は100万円のやり取りをした場合の話です。
10万円分のXRPだったら、手数料は190円ですよね。
多分ね、手数料とか別にいいやってなると思う(。・ω・)σ ⌒*トンデケー
とはいえ、手数料を払わなくて良いなら、もちろん払わない方が良いです。
指値注文は少し手間だけど、それでも手数料を浮かせたい方や、約定するのがいつになっても良い、という方は指値注文。
手数料がそんな程度なら、成行注文でサクサク進めたい、という方は成行注文。
そんな感じで良いかと思います( ・∀・)
ちなみに、私はこの記事を書いて、「もう成行注文でええやん」ってなりました(´・ω・`)
USDTが欲しい時って、割と何か買いたくてすぐに約定して欲しい時が多いので…。
あとは、XRPの価格にも注意してください。
XRPが安い時に買う方が、当然多くのXRPを買うことが出来ます。
指値注文が約定しないまま、XRPの価格がどんどん上がって一向に約定しません…っていうことになるならば、成行注文でさっさと買っておいた方が得だった、なんてこともあり得ますので(‘A`)
パーセントの計算分からんっち
0.1%は、パーセントという百分率なので、そのままで計算することは出来ません。
パーセントは割合であって数値ではないので、計算するためにはパーセントを数値化しなければいけません。
パーセントを数値にするには、パーセントを100で割ります。
0.1%なら、0.1÷100=0.001となります。
で、約定した金額(63.444000)に0.001を掛けると、0.1%の手数料(0.063444)が出るという訳です。
逆に、0.001をパーセントにする時は、100を掛けます。
0.001×100で、0.1%という百分率(割合)の表記に出来ます。
なんでこんなこと解説してるのかって?(´・ω・`)
小4の算数が分からんワシみたいな人がいるかもしれないと思ったからさ!( ´_ゝ`)